2013年4月21日日曜日

ロンドンからグラストンベリーへ行く方法とグラストンベリーについて

先日イギリスに行った際、ロンドン近郊以外にもどうしても行きたい場所があったので行ってきました。その場所はグラストンベリー(Glastonbury)というところです。この場所、ご存知ですか?音楽ファンにとってみれば”グラストンベリー=Glastonbury Festivals”を思い浮かべる人が多いでしょう。僕も死ぬまでには行きたいフェスの1つです。ですが、今回の旅の目的はフェスではありません。グラストンベリーにある「トールの丘&聖ミカエルの塔」に行くことが目的でした。なぜ行こうと思ったのか?それには理由があります。
それは...

聖ミカエルの塔の別名に惹かれたからです!

なんか笑われちゃいそうな理由なんですけど、笑われようとそんなの関係ありませんwこの呼び名を知ったのは、ある日なんとなく図書館で本を読んでいた時です。当時、ずっと「旅をしたいな」と思い続けていて、その自分の”旅をしたい”という願望とこの呼び名がちょうど重なるものがあったので、ちょっとした衝撃を受けたんです。さてさて、聖ミカエルの塔の別名です。
聖ミカエルの塔は

「呼ばれた者しか行くことができない場所」
「異世界への入り口」

と呼ばれています。どうですか?なんか格好良くないですか?笑 この言葉を知った時、「初めて海外に旅をしに行くなら、ここを最初の旅の最終目標地点にしよう!」って即、思ったことを今でも覚えています。あと「俺はとうとう呼ばれてしまった...」ってずっと思ってました(笑)変人ですねw
では、ここでグラストンベリーについてちょっとした説明をしたいと思います。神秘的な話です。グラストンベリーはレイラインという地球の気が流れている場所にあり、イギリス最大のレイライン”セント・マイルズ・レイライン”の中心に位置していみたいなんです。そのレイライン上に建っているのがトールの丘の頂上に建つ”聖ミカエルの塔”。いわゆるパワースポットで、世界的にも有数のパワースポットらしいです。すごくスピリチュアルですよね。UFOの目撃談や宇宙人との遭遇みたいのもあるみたいですよ(以前、『やりすぎコージー』で特集してました)。あと、グラストンベリーは町と言うよりかは村と言った方がいいでしょう。20分くらい歩けば村を一周できてしまうくらいの小さな村で、高齢化が深刻そうでした。(注意:スタバはありません。)そんなグラストンベリー、おじいちゃん、おばあちゃんがほとんどでしたけど、すごく人情味あふれる素敵な村という印象を受けました。

ここからはロンドンからグラストンベリーへの行き方について説明します。 
公共交通機関を使ってのロンドン〜グラストンベリーの往復は主に3つあります。

ロンドン発→グラストンベリー着
①.飛行機→バス
②.電車→バス
③.高速バス(Coachコーチ)

いずれにしてもグラストンベリーにはバスで行かなければなりません。(タクシーを使っても良いですが...)僕は行きを高速バス、帰りをバスと電車でロンドンに帰ってきたので②と③の方法についてに綴ることになりますのでご了承ください。

〜高速バスでグラストンベリーへ〜

イギリスにも高速バスがありました。Coach(コーチ)と呼ばれる高速バスです。コーチのバス停はロンドンに数カ所あるのですが、グラストンベリーに行くためにはVictoria Coach Stationを利用します。バス停の位置は地図を確認してみて下さい。ロンドン近郊です。

    
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Victoria Coach Station
まずチケットはコーチのホームページから予約します。バス、電車を利用する際、行く場所が決まっていれば、事前に予約できるものはしておいた方がいいでしょう。料金が安くなりますし、何よりスムーズに行動できると思うので、出国前に予約することをオススメします。ちなみにグラストンベリー行きの高速バスは数が少ないです。事前に予約したらなんと一本しかありませんでした。田舎なので仕方ないんでしょうか?フェスシーズンになったら本数が増えるんでしょうけど、普段はこんなもんらしいですね。
ホームページから予約が完了したら予約票がメールで届くのでプリントアウトします。そのプリントアウトした予約票がチケット代わりになるので大切に保管して下さい。バス乗車時に確認されます。
僕が乗ったのはロンドンを18時発のバスです。その一本しかありません。所要時間はなんと約4時間!22時前後にグラストンベリーに着きます。バスの乗客は15人程度と少なく、グラストンベリーがバスの最終地点なんですけど、降りたのは自分も含め3人くらいでした。

時刻表
はい。ここで問題が発生。グラストンベリーに着くのは22時頃です。ここでちょっと想像してみて下さい。

田舎の22時くらいって店が開いてると思いますか?

...ですよね!開いてないですよね。案の定、店はすべて閉まっていて街灯だけが光っていました(泣)。僕は事前にホテルも予約していておいたんですけど、そのホテルの最終チェックインが22時で行く前から泊まれるかが凄く不安だったんですよ。

・ちょっとここで実話に基づく雑談を少し
グラストンベリーに着いたはいいが、時計は22時を廻っていて、チェックインの時間はとうに過ぎている。周りは暗く、街灯だけが光っている。その中を一人で地図を確認しながら、ホテルを探す自分。地図を見ながら歩いていると、見知らぬおっちゃんが手を挙げて自分を呼んでいる。ここで自分は
「ここまで何とか来たけど、とうとうヤラレルんだなぁ」って思う。
そのおっちゃんに仕方なく近づく自分。
「どうしたんだ?」と聞いてきたおっちゃん。
「あれ?もしかしていい人?」と思う自分。
ちょっとホテルの位置を聞いてみようと地図を見せる。すると、
「ついてきな」とおっちゃん。
結果的にそのおっちゃんがホテルまで連れて行ってくれて、チェックインも手伝ってくれました。ありがとう、おっちゃん。おっちゃん forever...

たまたま自分は運が良かったかもしれないですねw グラストンベリーに行こうと思っている人は昼間に着く方がいいかもしれません。ロンドンからグラストンベリーに行く際は、22時頃に着く高速バスを利用するのではなくて①飛行機→バス、もしくは②電車→バスを利用した方が安全でしょう。

〜グラストンベリー、トールの丘&聖ミカエルの塔〜

トールの丘はすぐ近くにあります。泊まったところから丘の頂上に辿り着くまで約20分くらいでしょうか。そのくらいで登頂しました。ついでに、現地時間、朝6時前に自分が朝日を見にトールの丘を登頂した動画を下の方にアップしておきましたので、興味がある方は見てみて下さい。頂上に着くまで一気に行ったのでいい運動になりました。

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トールの丘からの眺めは最高でしたし、頂上から朝日が昇って行くところを見たのは一生記憶に残るでしょうね。あと、自分が行きたいと思っていた場所に辿り着けたというのが良かったです。初海外で一人旅、達成感というか、「ついに来たんだぞ」という充実感がありました。

聖ミカエルの塔

ちなみに、この丘は地元民にとって良いウォーキングスポットになっているみたいでした。頂上に歩いて行く人や犬を離して散歩させている人がチラホラといましたよ。

グラストンベリーに行く方法としてはこんな感じです。グラストンベリーについて、行き方などに関して聞きたいことがあれば、Twitterアカウントを載せておきますので、@pashikun_こちらにご連絡ください。参考になれば幸いです。

トールの丘、登頂の記録


1 件のコメント:

  1. 「呼ばれた者しか行くことができない場所」

    「異世界への入り口」…かっこいいですね。今年の10月にイギリス旅行する予定です。随分前に留学していてなんと十八年ぶりの渡英です。当時はここのことは知らなくて、偶然このブログにたどり着きました。初海外一人旅がこの場所なんてロマンがありますね

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